個人で投資できるヘッジファンドって存在するの?
インターネットで調べても情報が限られていて、どのヘッジファンドが適しているのか分からない…。
そんな疑問から、こちらの記事にたどり着いたのかもしれませんね。
最近では新聞やニュースで「ヘッジファンド」という言葉をよく耳にしますが、その多くは莫大な金額を扱うもので、まるで別世界の話のように感じますよね。
確かに、多くのヘッジファンドは主に機関投資家やごく一部の富裕層向けのものですが、実は近年、個人投資家向けに提供されるファンドも増えてきています。
ただし、ヘッジファンドはその情報が非公開となっていることが多く、自分で問い合わせをしたり面談を行わない限り、詳細な情報を手に入れるのは難しいため、投資を始めるまでのハードルが高く感じられるかもしれません。
そのため、私は実際に面談や資料請求を通じて収集した情報を基に、個人投資家向けのヘッジファンドを比較し、ランキング付けを行いました!
個人投資家向けヘッジファンドを選ぶポイントは5つ!
日本の個人投資家が投資することのできるヘッジファンドは、調べてみると複数の選択肢が見つかりますが、その全てが必ずしも優れたものとは言えません。
中には運用が安定していなかったり、手数料が過度に高かったりする、個人投資家向けには望ましくないヘッジファンドも存在します。
将来の利回りがどれだけ見込まれているかも気になる点でしょうが、個人投資家向けのファンドとして、以下のポイントにも注意を払うことが重要です!
個人投資家向けヘッジファンドを選ぶポイント
- 運用の安定性
- 投資のハードル
- 資金の流動性
- 手数料のシンプルさ
- 企業の信用力
それでは、それぞれの項目について詳しく説明していきます。
POINT1 運用の安定性
ヘッジファンドを評価する際には、過去の運用実績が非常に重要です。特に直近3~5年間の運用の安定性は、見逃せないポイントです。
高い平均利回りを持つファンドは魅力的ですが、個人投資家にとっては安定性も同様に大切です。以下の極端な例を考えてみましょう。例えば、100万円ずつ2つのファンドに投資した場合です。
ファンド① | 利回り | ファンド② | 利回り | |
---|---|---|---|---|
投資開始 | 100万円 | 100万円 | ||
1期目 | 110万円 | +10% | 70万円 | -30% |
2期目 | 121万円 | +10% | 119万円 | +70% |
3期目 | 133万円 | +10% | 107万円 | -10% |
平均利回り | +10% | +10% |
ファンド①とファンド②の平均利回りは同じく+10%ですが、運用の結果には差が現れていることがおわかりいただけたかと思います。
また、投資の専門家でない一般の個人投資家が、-30%などの大きな損失を被ることは精神的な負担が大きいです。
最終的な投資の成績と、心理的な面の両方を考えると、運用の安定性は非常に重要な要素です。
ただし、ヘッジファンドへの投資にはリスクが伴い、元本保証が存在しないことに注意が必要です。
何らかの元本保証や毎月・毎年の固定利回りを保証する場合、詐欺やポンジ・スキームの可能性があるため、慎重に検討しましょう。
POINT2 投資のハードル
日本から個人投資家が投資する場合の主な障壁は、「投資条件(最低投資額など)」「投資手続き」「言語」だと考えられます。
個人投資家向けのヘッジファンドの中には、最低投資額が1億円とか、保有資産が数億円以上という条件を求めるファンドも存在します。
仮に1億円の投資余力があったとしても、全額を投入することはめったにありません。そのため、条件が非常に厳しいファンドは選ぶのを避けたいと思うのは当然です。
ここで、最低投資額が100万円から1,000万円程度のファンドが増加していることを挙げておきましょう。最初は小額から始めて、徐々に資産を増やしていくことが可能です。
また、一部の投資助言業者は海外の優良なヘッジファンドを「紹介」していますが、個人的にはこれを推奨しているわけではありません。
海外ヘッジファンドへの投資をワンストップで手続きしてくれるのであれば便利ですが、単なる紹介の場合は手続きに手間がかかります。
契約関連のやり取りや契約書は英語で行われるため、ビジネスで英語を使い慣れていない場合は難易度が高いです。
英語が得意な弁護士や司法書士を雇う手もありますが、その手間や費用を払ってまで投資する価値がある利回りのファンドなのか、冷静に判断することが大切です。
POINT3 資金の流動性
ヘッジファンドは、年金基金などの資産を長期間運用することが一般的であり、そのために初期の1年間は解約が制限されたり、解約のタイミングが限られていることがあります。
これは機関投資家にとってはそれほど問題ではありませんが、ライフサイクルの短い個人投資家にとっては重要なポイントと言えるでしょう。
最近では個人投資家向けヘッジファンドでも、解約や出金に柔軟なオプションを提供するファンドが増えてきていますが、契約内容は細かく確認することが大切です。
資金をしばらく使わずに運用する予定であっても、急に資金が必要になる事態は想定されます。そのため、資金が拘束される期間が厳格なファンドは避ける方が良いでしょう。
POINT4 手数料のシンプルさ
ヘッジファンドの手数料は、一般的には「完全成功報酬型」として運用が成功し、資金が増加した場合のみ手数料が課金されるケースが多いです。
通常、ヘッジファンドの利回りは、「手数料を差し引いた後の実際の利益」を示しています。
しかしながら、中には手数料を差し引く前の実績を利回りとして提示する、いわゆる悪質なヘッジファンドも存在します。
また、手数料体系が複雑であったり、不明瞭な追加手数料が存在するといった、曖昧な表現をするヘッジファンドには注意が必要です。
POINT5 企業の信用力
どれほど利回りが魅力的であっても、ヘッジファンドが詐欺やポンジスキームだった場合、大切な資産を失う可能性があることは言うまでもありません。
残念ながら、個人投資家向けヘッジファンドを名乗りつつ、実際には詐欺行為を行う企業が存在するのは現実です。
したがって、投資を検討する際には、対象となるヘッジファンドが信頼性のある企業であるかどうかを見極めることが極めて重要です。
ただし、一般の個人投資家がヘッジファンドの内部情報にアクセスして、詐欺会社でないかを確認するのは事実上難しいことです。
そのため、金融庁や財務局などの公的機関による金融許認可を取得しているかどうかを、判断材料の一つとして活用することをおすすめします。
【2024年最新】プライベートバンカーが厳選した個人投資家向けヘッジファンドランキング!
個人投資家向けヘッジファンドをランキング付けする際に、以下のヘッジファンドに対して問い合わせや面談を行いました!
調査したヘッジファンド
- 暁翔キャピタル
- ハヤテインベストメント
- ベイビュー・ アセット・マネジメント
- アズカルアセットマネージメント
- エアーズシー証券
- フロンティアキャピタル
- エピック・パートナーズ・インベストメンツ
- 武士道アセットマネジメント
- Unearth International Limited
- ストラテジックキャピタル
- トータスパートナーズ
- ヘッジファンドダイレクト
- BMキャピタル
- Japan Act
- ミョウジョウ・アセット・マネジメント
- プルーガ・キャピタル
※順不同
上記のヘッジファンドを「運用の安定性」「投資のハードル」「資金の流動性」「手数料のシンプルさ」「企業の信用力」の観点で評価しました。
今回は「個人投資家向けヘッジファンドランキング」ということで、問い合わせた結果、一般の個人投資家を対象としていないファンドはランキングに含めていません。
それでは、個人投資家向けヘッジファンドのおすすめランキングを1位からご紹介していきましょう!
1位 BMキャピタル
総合評価 | 4.2 |
---|---|
運用の安定性 | 直近10%前後 |
投資のハードル | 最低投資額1000万円 |
資金の流動性 | 4半期ごと |
手数料のシンプルさ | ◎ |
企業の信用力 | トラックレコード10年以上の国内ファンド |
BMキャピタルの概要
- 運用会社名:ビーエムキャピタル合同会社
- 投資手法:日本株ロングショート、割安中小株式、アクティビスト
- 運用開始:2013年
- 平均利回り:10%前後
エアーズシー証券の評価
高評価ポイント
- 市場下落時でも大きなマイナスを出していない(むしろプラス)
- 平均利回り10%前後の安定運用
- 世界トップレベルのヘッジファンド出身者が運用
- 紹介者不要で購入可能
低評価ポイント
- 解約・出金タイミングは3ヶ月に1回
- 最低投資額1000万円とやや高い
BMキャピタルは国内で個人が購入するのであれば最もおすすめのヘッジファンドです。
通常ヘッジファンドというと1億円以上ないと購入が難しいですが、BMキャピタルは1000万円から購入が可能です。利回りも安定してよく平均10%前後を実現しています。
また、紹介者がいなくても購入することが可能なため、ヘッジファンド初心者の方にもおすすめです。
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BMキャピタルの詳細について
2位 ベイビュー・ アセット・マネジメント
総合評価 | 3.8 |
---|---|
運用の安定性 | 直近5年-8~+20% |
投資のハードル | 最低投資額1,000万 |
資金の流動性 | 解約タイミング半月 |
手数料のシンプルさ | 利回りから手数料控除必 |
企業の信用力 | 第二種金融商品取引業 |
ベイビュー・ アセット・マネジメントの概要
- 運用会社名:ベイビュー・ アセット・マネジメント
- 投資手法:日本の中小型株式を対象としたロング・ショート戦略
- 運用開始:2014年
- 許認可:第二種金融商品取引業
ベイビューアセットマネジメントの利回り
利回り | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | Total |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014年度 | – | – | – | +1.23% | +2.42% | +0.49% | -0.13% | +0.99% | +3.85% | -2.10% | +0.60% | +1.14% | +8.71% |
2015年度 | +2.54% | +3.22% | +1.75% | +1.03% | -1.05% | -1.49% | +1.38% | +2.26% | +1.88% | -2.18% | +2.53% | +5.22% | +18.23% |
2016年度 | -2.07% | +4.80% | -1.19% | +0.94% | -0.12% | +3.86% | +3.16% | +1.35% | +1.14% | +3.41% | +1.58% | +1.34% | +19.51% |
2017年度 | -0.26% | +4.42% | +1.27% | +2.20% | +2.77% | +4.03% | +2.56% | +0.92% | +2.42% | +4.67% | -2.06% | -4.20% | +19.95% |
2018年度 | -0.71% | +0.04% | -1.86% | +0.08% | +0.72% | -0.24% | -4.11% | -2.07% | -1.42% | +1.27% | +1.16% | +2.32% | -4.89% |
2019年度 | +2.16% | -1.33% | -1.21% | -0.43% | -2.08% | -0.64% | +3.54% | +1.82% | +2.65% | -2.26% | -8.16% | -1.79% | -7.96% |
2020年度 | +6.66% | +9.61% | +5.79% | +1.96% | -0.62% | +6.26% | -1.54% | +4.37% | – | – | – | – | – |
ベイビューアセットマネジメントの運用成績は、2015年から2017年の3年間で毎年約+20%の好調な利回りを達成しましたが、近年は低調な結果となっています。
同ファンドは、日本の中小型株を投資対象としており、そのため日経平均株価の動向に大きく影響されている傾向があります。
ベイビューアセットマネジメントの評価
高評価ポイント
- 市場下落時でも大幅なマイナス運用を回避
- 金融庁の許認可を取得している
低評価ポイント
- 利回りから手数料控除が必要
- ヘッジファンドの利回りとしては少し物足りない
- 最低投資額1,000万円と高い
ベイビューアセットマネジメントは、市場が下落する状況でも大幅なマイナス運用に陥ることなく、安定した運用を行っていますが、ヘッジファンドとしてはやや物足りない利回りと言えるかもしれません。
2015年から2017年のような優れた実績が続けば、同ファンドの運用は非常に優秀です。ただ、同ファンドが日本株式への投資を行っているため、市場が下落する際には一定のマイナス運用を避けることは難しいです。
特にコロナ禍後の株高期には一定の利回りが得られていますが、マイナス運用の年もあるため、好調時にはもう少し高い利回りを期待する声もあるでしょう。
ベイビューアセットマネジメントは、投資家への還元額を、成功報酬と信託報酬を差し引いて計算しています。ただ、このような計算を投資家が行わないと正確な利益が把握しづらいという点は改善の余地があるかもしれません。
また、信託報酬はマイナス運用の場合でも発生するため、成績が悪い場合には追加的なコストがかかることになり、投資家にとっては不利と言えます。
ただし、ベイビューアセットマネジメントは第二種金融商品取引業の許認可を受けており、顧問弁護士も日本の四大法律事務所の一つという信頼性の高い体制を整えています。
3位 エピック・パートナーズ・インベストメンツ
総合評価 | 3.4 |
---|---|
運用の安定性 | 直近5年-14~+23% |
投資のハードル | 最低投資額1,000万 |
資金の流動性 | 解約タイミング毎月(当初半年は資金ロック) |
手数料のシンプルさ | 証券会社手数料が別で必要 |
企業の信用力 | 第一種・第二種金融商品取引業 |
エピック・パートナーズ・インベストメンツの概要
- 運用会社名:エピック・パートナーズ・インベストメンツ
- 投資手法:日本株式を対象としたマーケット・ニュートラル戦略
- 運用開始:2011年
- 許認可:第一種・第二種金融商品取引業
エピック・パートナーズ・インベストメンツの利回り
利回り | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | Total |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011年 | – | – | +2.09% | +0.38% | +0.01% | +4.53% | -3.45% | -4.38% | -1.61% | +11.01% | -1.60% | +2.55% | +9.00% |
2012年 | +2.30% | +6.05% | -0.29% | +2.15% | -8.78% | +1.48% | -5.84% | -9.61% | -1.63% | +0.28% | +0.77% | -0.71% | -14.07% |
2013年 | +11.36% | +2.57% | +1.43% | +14.44% | +7.46% | +1.93% | +3.77% | +0.67% | +0.51% | +3.33% | -5.39% | +3.07% | +53.66% |
2014年 | +7.64% | +0.92% | +3.59% | +3.63% | +1.89% | +5.28% | -2.17% | +2.07% | +0.65% | -0.96% | -2.24% | -1.19% | +20.28% |
2015年 | -8.54% | -0.43% | -2.08% | +7.29% | +2.80% | +1.09% | -0.93% | +1.99% | +1.27% | +2.30% | +1.75% | +1.38% | +7.35% |
2016年 | -1.64% | +1.09% | +6.91% | +0.90% | -2.41% | -3.84% | -1.45% | +1.78% | +2.17% | +1.09% | +2.05% | -0.81% | +5.55% |
2017年 | +2.16% | -1.55% | -1.69% | -0.51% | +1.93% | +1.12% | +1.37% | +0.37% | +1.42% | +1.11% | -0.04% | +0.67% | +6.45% |
2018年 | +1.78% | -2.45% | -2.57% | -3.10% | +2.95% | -2.21% | +3.47% | +3.47% | -3.97% | -0.86% | -9.20% | -2.40% | -14.76% |
2019年 | +6.79% | +0.73% | +1.53% | -0.11% | +0.78% | +3.00% | +1.94% | -1.15% | +3.10% | +1.78% | +0.76% | +2.24% | +23.35% |
2020年 | -0.09% | +0.37% | +1.24% | +4.52% | +1.05% | +3.64% | +4.74% | +1.20% | -0.26% | -1.46% | -9.00% | +3.07% | +8.58% |
エピック・パートナーズ・インベストメンツは、時折大幅なプラスやマイナス運用が見られるものの、一般的には一桁台のプラス運用が主です。
同ファンドの利回りは極端に大きなプラス運用を期待することは難しいかもしれませんが、一方で大幅なマイナス運用を回避する投資手法を有効に活用しています。
エピック・パートナーズ・インベストメンツの評価
高評価ポイント
- マイナス運用を出しにくい投資手法
- 金融庁の許認可を取得している
低評価ポイント
- 大幅なプラス運用は期待できない
- 当初半年は資金がロックされる
- 運用会社と販売会社でそれぞれ手数料がかかる
- 過去に運用していたファンドが実績悪化で解散
エピック・パートナーズ・インベストメンツは、安定運用を重視し、マイナス運用を抑える投資手法を採用していますが、資金ロックや二重手数料などが投資のハードルとなっています。
過去10年間で年間マイナス運用がわずか2回しかないという点は評価できますが、その際にマイナスが二桁となることには注意が必要です。
たとえば、2016年から投資を開始した場合、3年間の運用で資産が減少する可能性もあることを考慮しておくことが重要です。
エピック・パートナーズ・インベストメンツは、ヘッジファンドの中でもリスクを最小限に抑えた戦略を採用しているため、高い利回りを期待することは難しいでしょう。
解約タイミングは毎月となっていますが、最初の6ヶ月間は資金がロックされるため、ご注意ください。
また、述べた利回りから証券会社の手数料が差し引かれることになります。
手数料は業界の平均水準内に収まっていますが、利回りがそれほど高くない場合には手数料が投資家の利益に影響を及ぼす可能性があることを考慮してください。
4位 ストラテジックキャピタル
総合評価 | 3.0 |
---|---|
運用の安定性 | 直近5年-22.69%~+76.35% |
投資のハードル | 最低投資額10万米ドル(資産条件有り) |
資金の流動性 | 解約タイミング四半期 |
手数料のシンプルさ | 早期解約の場合は解約手数料が必要 |
企業の信用力 | 第二種金融商品取引業 |
ストラテジックキャピタルの概要
- 運用会社名:ストラテジックキャピタル
- 投資手法:日本の小型株式を対象としたアクティビスト投資戦略
- 運用開始:2015年
- 許認可:第二種金融商品取引業
ストラテジックキャピタルの利回り
利回り | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | Total |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015年 | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | +4.86% | -0.64% | +4.19% |
2016年 | -6.55% | -6.47% | +9.56% | +0.66% | -0.64% | -7.65% | +6.85% | +0.32% | -2.36% | +4.93% | +7.70% | +2.63% | +7.37% |
2017年 | +1.03% | +1.09% | +2.56% | +1.72% | +2.49% | +4.77% | +1.15% | -0.19% | +5.02% | +1.49% | -2.13% | +2.62% | +23.65% |
2018年 | -1.63% | +2.26% | -0.55% | +1.90% | +0.03% | -1.78% | +1.01% | -9.64% | +3.06% | -4.63% | +0.01% | -13.96% | -22.69% |
2019年 | +13.08% | +1.18% | +3.74% | -3.09% | +13.50% | +2.24% | +8.24% | +1.72% | +4.67% | +6.41% | +4.49% | +3.09% | +76.35% |
2020年 | -0.97% | -15.37% | -3.67% | +2.03% | +7.76% | -6.18% | -8.09% | +17.60% | +4.23% | +0.49% | +2.83% | -0.46% | -3.50% |
ストラテジックキャピタルの利回りには大きな変動が見られます。良い年には+76.35%という高いリターンがありますが、一方で悪い年には-22.69%という大きなマイナスもあり、その振れ幅は非常に大きいです。
このファンドの平均年間利回りは約14%となり、一般的なヘッジファンドの利回り水準と言えます。しかし、その一方で値動きが荒く、リスクがかなり大きいヘッジファンドと言えるでしょう。
ストラテジックキャピタルの評価
高評価ポイント
- 大幅なプラス運用となる可能性がある
- 企業価値の向上に貢献できる
低評価ポイント
- 高いリスク許容度が求められる
- 保有資産の条件が厳しい
- 12ヶ月以内の解約は解約手数料が必要
- 解約タイミングは四半期に1回
ストラテジックキャピタルの特徴は、単年単位で大きなプラス運用の可能性がある一方で、マイナス運用のリスクも高まり、早期解約時には解約手数料が発生することです。
このファンドの投資戦略は、割安な企業の株式に投資し、事業提案などを行うアクティビスト戦略です。経営陣との対話を重視し、企業価値を向上させることで投資リターンを追求します。ただし、この戦略は成果を上げるまでに時間がかかることが多いですが、成功すれば高いリターンが期待できます。
アクティビスト戦略では、株主として企業に関与するため、購入した株式を保有していることが重要です。そのため、ショートによるリスクヘッジがなく、市場下落時にはマイナス運用が避けられないことも覚えておくべき点です。
投資するためには、金融資産が5000万円以上であり、保有不動産などを含めた総資産が1億円以上であることが条件です。また、投資から12ヶ月以内に解約する場合には、換金代金の5.0%に相当する解約手数料が発生することも考慮しておくべきでしょう。
このような特徴から、ストラテジックキャピタルは値動きが激しく、長期投資が求められるファンドであり、投資を検討する際には十分な資産を有していることが重要です。
個人投資家向けヘッジファンドランキングのまとめ
個人投資家向けヘッジファンドのおすすめランキングに関する調査結果をまとめました。
通常、ヘッジファンドは機関投資家や一部の富裕層向けに提供されることが多いですが、近年では個人投資家を対象としたファンドも増加しています。
ただし、ヘッジファンドの情報は一般的にネット上などで公開されていないため、どのファンドが優れているのかを判断するのは難しい課題です。
そのため、私が直接面談して情報を収集し、それを基にまとめたランキングが、投資の意思決定に役立つことを願っています。
このブログを通じて、メールやLINEを通じて個人投資家の方々と繋がる機会が増えています。投資家の皆さんからの情報提供もいただくことがあります。
「このヘッジファンドについて詳しく教えてほしい」というリクエストや、「こんな魅力的なヘッジファンドを見つけた」といった情報交換も活発に行われています。お互いの知識や情報をシェアし、より良い投資判断に繋げていけることを期待しています。
気軽に情報を交換し合いながら、より効果的な投資の道を歩んでいきましょう!
おすすめ1位 BMキャピタル
おすすめ度 | |
会社名 | ビーエムキャピタル合同会社 |
ホームページ | bmcapital.jp |
特徴 | 1,000万円から購入可能な年間利回り10%前後が狙える人気No.1国内ヘッジファンド |
代表 | 森山 武利 |
設立 | 2013年 |
平均利回り | 手数料控除後10%前後 |
投資戦略 | 日本株ロングショート、割安中小株式、アクティビスト |
最低購入金額 | 1,000万円 |
紹介者 | 不要 |
解説記事 | こちら |
購入体験談 | こちら |